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RPAの現実5 IEのエミュレーション動作 [Winactor]

社内イントラのシステムにログインしてIE内で操作するRPAを作った時の話ですが、
ログイン後、お知らせ画面が出てきます。
これがダイアログや別ウインドウで表示されるものでもなく、画面内に上書きで表示してる?
というような感じになっており、メッセージ表示を消す動作がノードやライブラリを使ってすることができませんでした。

仕方ないのでエミュレーションモードでクリック位置を使用し、閉じるボタンを押す動作にしました。
数日は正常に動作をしたのですが、その後、クリックできなくなりました;;
何が起こっていたかというと、クリック位置を指定した際、IEのメニューバーを表示する設定にしていたのですが、シンクライアントのWin10アップデートでIEの初期設定が変わり、起動時にメニューバーが表示されない設定に変わっていて、当初クリックする位置に設定したところにボタンが無い。という状況になってしまいました。
これを回避するため、キー操作に切り替えを試みましたが、閉じるボタンのところにカーソルをあてることができませんした。
どうしようかと試行錯誤を繰り返し、結局画像マッチングで対応することで解決。
閉じるボタンをターゲットとし、それが表示されたら閉じるボタンの位置でクリックする。
という動作に書き換え、安定動作させることができるようになりました。

画像マッチングは一致判定の精度がイマイチ。と言われますが、使ってみるとそんなに悪くない。
と思いました。
意外と便利。と思って以降、画像マッチングを結構多用してしまうのですが、これはこれでまた別の問題が発生してしまったり・・・
タグ:Winactor RPA
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RPAの現実4 自動記録は部分的 [Winactor]

動作をトレースできるからRPAは便利といわれますが、この自動記録は結構曲者だと思う。

基本的に1つのウインドウで処理が完結するなら便利ではあるが、
たいていそうはいかない。
だいたい何か処理をした後は確定処理をしてOKかキャンセルか押すものである。
ここでダイアログがポップアップするので、この時点でウインドウを補足できなくなるので記録されない。
自動記録だと確定ボタンを押しダイアログが出た時点で一旦自動記録を終了し、
ポップアップしたダイアログを再度選択したうえで自動記録を開始しなければいけない。

excelマクロの自動記録の方がゴールまで記録してくれるから、自動記録の面ではexcelの方が優秀なんではないかと思う。
もちろん、Winactorはアプリケーションはえらばないので、そういった面でメリットはあるのですが・・・

意外とこれがわかってないと、自動記録をしたのに、結果途中までしか記録できないのでなんで?
となってしまう。このあたりもチュートリアルでは解説されていないので、実際実務をする人がRPAを作成するとき悩むんじゃないかと思います。

タグ:Winactor RPA
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